梅干専門店- 福梅本舗- 日本一の梅の産地から全国のお客様へ「梅の樹オーナー制度」
オーナー制度TOP初めての方へよくある質問福梅本舗TOP
■お電話での問い合わせ

0120-53-6870

■FAXでのお問い合わせ

0120-43-2898

■メールでのお問い合わせ

owner@fukuume.com

■担当

小山嘉一・小山安彦・谷口

  1. オーナー制度TOPページ
  2. 紀州南高梅とは?
梅好きの皆様ならご存知とは思いますが、ここで、紀州南高梅について説明させて頂きます。
梅干で一番美味しいと言われているのが紀州産南高梅ですが、まず、紀州南高梅のイメージってどういったものですか?皮が柔らかい?粒が大きい?果肉が柔らかい?甘い?そしてもちろん美味しいしかし高級品。多分こんな感じだと思います。確かに外れてはいませんが、これがスベテではありません。もっと紀州南高梅を知って頂きたいと思いましたので、簡単にご紹介します。

紀州南高梅の特長として、「皮がうすくてぽってり柔らかい」事があげられます。以前に、お客様より「紀州南高梅はもっと皮が硬いのでは?」というお問い合せを頂きましたが、紀州南高梅は皮はうすければうすい程、ぽってりとして果肉も柔らかくなります。それが良い紀州南高梅なんです。

紀州南高梅の種は他の品種に比べて、種が小さいんです。皮が薄くて種も小さい。だからぽってりとジューシーな肉質がさらに際立つんです。紀州南高梅の種の特徴として、種の頭が尖っているものも多いのでお召し上がりの際にはご注意くださいね。

最高級と言われる梅干に使用される梅は黄金色に熟した完熟梅を使用しています。青梅とはその名の通り青い梅です。しかし、紀州南高梅の特性である紅色も入ります。そして収穫後はどんどん黄色く変化して行きます。一般的に青梅は梅酒・梅ジュース・梅エキスに使用され、完熟梅は梅干や梅ジャムに使用されます。
昭和四十年十月二十九日に登録第184号として「南高」は誕生しました。名前の由来は地元の南部高校園芸科の生徒たちが協力した事もあり、南部高校と高田梅の頭文字をとってそう呼ばれるようになりました。

どうして日本一美味しい梅干が出来るかというと、紀伊水道に流れ込む黒潮の影響を受けて温暖で梅の生育にぴったりマッチした気候です。 また、炭酸カルシウムを多く含んだ地層は、良質な梅の栽培に欠かせない中性質の土壌を保ちます。まさに梅の栽培にぴったりの自然環境の中、紀州の南高梅はすくすく育ちます。


和歌山県は全国の梅生産量の約60%を占めています。


梅干といえば、炊きたての白いご飯にピッタリ!おむすびにピッタリ!なのですが、色んな梅料理にもご利用頂けるます。たとえば、パスタやうどん等の麺類や、炒め物、煮物、和え物・・・。福梅本舗では毎月3回の梅料理をメールマガジンにて配信させて頂いております。是非、お試しくださいね♪
 梅干って日本独自の物ですが、その「梅」の名が日本の歴史において登場した最古の書物は『懐風藻』(751年)だとされています。そこには 約1500年前、遣唐使が中国から日本に「烏梅(うばい)」というものを持ち帰ったのが始まりといわれています。中国では「wu mei =うめい」と発音します。「うめ」の呼び名はそこから来たと言われています。この烏梅とは、未熟な梅の果実を、薫製(くんせい)にしたもので、青梅を、カゴに入れ、かまどの煙で黒く燻して、乾燥させたものです。ちなみに、正徳2年(1712)に発行された図説百科事典の「和漢三才図会」に、烏梅が「脾・肺二経の血分の薬である」と記載され、インフルエンザを含む悪性流行疫病を治し、咳・熱を止めると書かれているんですよ。
 医学書に梅が登場したのは、平安時代の東洋医学の権威、丹波康頼さんが書いた医心方(いしんぽう)(984年)に梅が登場しているのですが、この本こそが、日本最古の医学書とされています。 その本の「食養編」には、「味は酸、平、無毒。気を下し、熱と煩懣を除き、心臓を鎮め、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる。青黒い痣や悪質の病を除き、下痢を止め、口の渇きを止める」と効用が記されています。遣唐使によって「烏梅」として伝えられた梅は100年後には薬として当時の名医さんもオススメのお薬になっていたのです。 
 戦国時代になると戦に梅干の果肉と玄米の粉、そして氷砂糖を練り合わせて作った薬を持参していました。その名も【梅干丸 = うめぼしがん】といい、食中毒や水あたりの予防や治療はもとより、梅干の酸っぱさが喉の渇きを潤すのにとても役立ちました。梅干は殺菌効果、玄米の粉は栄養、氷砂糖は飲み込みやすくするための配合の丸薬です。

 小野蘭山という人が文化3年(1806年)に執筆した『飲膳摘要』(日本人の食べ物の百科全集)という書物には梅干しには7つの徳があると書かれています。

1.毒消しに功あり。ゆえにうどん屋は必ず梅干しをそえて出す。
(当時うどんは大変良く食べられていたため。)
2.防腐に功あり。夏は飯櫃の底に梅干し1個を入れておけばその飯は腐らず。
3.疫気を避けるに功あり。旅館では朝食に必ず梅干しを添えるを常とする。
4.その味かえず。 5.息づかいに功あり。走る際、梅干し1粒口に含めば息切れず。
6.頭痛を医するに功あり。 婦人は頭痛する毎に梅干しをこめかみに貼るを常とする。
7.梅干しよりなる梅酢は流行病に功あり。

と、書かれています。中国には医食同源と言う言葉がありますが、日本でもそんな考えが根強く浸透していたのでしょうね。

 時代は明治時代へと移り変わります。時は明治27年、日清戦争が勃発。
軍医である築田多吉(つくだたきち)さんという方が外地で伝染病にかかった兵士に梅エキスを飲ませて完治させていたと言うのです。信じられないかも知れませんが、本当のお話です。こ
の築田多吉さんは通称、「赤本」と呼ばれている「家庭に於ける實際的看護の秘訣」なる家庭医学の本を執筆した人なんですよ。 「赤本」は戦前に生まれた日本人ならまず知らない者はないというほど、有名な本らしく、大正十四年の創刊以来、1000万部を優に超えている、超べストセラー。
ひと昔前、日本の各ご家庭には越中富山の置き薬が置かれていたらしいのですが、その置き薬と同じように「赤本」も一家に1冊置いていたようです。現在のように医学もそれほど発達せず、結核が死の病といわれ、また、健康保険制度も整備されていない時代だったから、「赤本」は庶民の強い味方だったんです。
そんなすごい築田多吉さんだから、梅エキスで伝染病を治したと言うのも確信できます。医薬品でもないのに病気を治す力がある梅って本当にすごいですね?!

お問い合わせ先
営業時間:9:00〜17:00

(営業日はカレンダーを参照して下さい)

電話番号:0120-53-6870
FAX:0120-43-2898
E-MAIL:owner@fukuume.com
担当:小山安彦、谷口沙弥佳
Copyright (C) 2011 Fukuumehonpo Co.,Ltd. ALL rights rserved.