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こんにちは ふくちゃんです!今回は番外編で熊野古道の旅をお届けします。中石隊員のおじいちゃんに梅をお届け完了した2人とカメラマンは、熊野古道の旅へと出発したようです(●^▽^●)
熊野古道といえばどんな光景を思い浮かべますか?笠をかぶった人たちが蟻のように行列をなして歩く姿?旅の途中に峠の茶屋で団子を片手にお茶を飲む姿?
時代劇に出てきそうな峠の茶屋が熊野古道には存在するんです。「とがの木茶屋」というお店で、団子やコーヒーを売っています。
中石・竹下両隊員は、お店に引き込まれるように近づいて行きました。そこで見たものは!? |
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「何これ?半ごろし古代だんご?」目を疑ったが確かにそう書かれている。とにかくその「半ごろし古代だんご」を注文する両隊員。「中石ちゃん…どんなん出てくるんやろ?」「団子に半殺し状態の生き物が入っているとかかなぁ…。」「それ怖いや?ん。」と期待と不安が高まる中、お店の人が持ってきてくれました。 |
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「あれ?」っと意外にも「半ごろし古代だんご」は白い団子の上にあんこが乗ったノーマルな団子でした。 お店の人になぜ半ごろしなのか聞いてみると、「あぁ、粒あんを半分コシとるんです。その方が旨いから。」との事でした。
なるほど!言い得て妙と言うにはあまりにもインパクトの強いネーミングではあるが、二人は合点のいった様子。珍妙な名前に似合わず素朴な味わいで本当に美味です。 一緒に注文した「名水コーヒー」も実にいいお味。なぜ、名水コーヒーなのかって?この「名水コーヒー」は日本の環境省が認定する名水百選に指定されている「野中の清水」(とがの木茶屋のすぐそば)を使っているのだそうです。 |
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本当にここ「とがの木茶屋」はあたりの景色も抜群で旅の疲れを癒すにはピッタリの場所です。 そしてすぐ近くの継桜王子境内には、樹齢八百年という杉の巨木があります。南向きだけに枝を伸ばしていることから「野中の一方杉」と呼ばれており、県の天然記念物に指定されています。 最大のものは幹の周りがおよそ8メートルもあります。 一方杉の名の由来は、南にある熊野本宮大社に向けて枝を伸ばしているので、「一方杉」と呼ばれているのです。
さて、次に二人が向かうのは、湯の峰温泉。 |
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そこは奥熊野の山あいに佇む、ひなびた小さな温泉街。 四世紀初めの奈良時代、人皇第十三代成務天皇の御代に発見された日本最古の温泉で、熊野詣が盛んな頃には、湯垢離場(心身を清める場所)として栄え、庶民の間にも広く知られるようになりました。 湯の谷川から立ち昇る湯煙りに包まれた温泉街には、季節の移ろい、気温などの自然条件によって湯の色を変える秘湯「つぼ湯」があります。
そこは、室町時代から伝わる悲しく、美しい恋物語「小栗判官物語」の舞台です。常陸国(茨城県)の小栗城主の子、小栗判官は、足利持氏の軍との戦に破れ、三河国へと落ちのび、道中に毒殺されそうになるが、照手姫に助けられて一命を取りとめます。熊野を目指して湯の峰にたどり着いた後「つぼ湯」に浸かり、回復したのち、小栗家再興を成し遂げたという伝説が残されています。 |
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ここ湯の峰温泉には「つぼ湯」のほか、「車塚」や「力石」「まかずの稲」などといった、この物語にまつわる史跡が数多く残されています。 …って中石さ?ん、竹下さ?ん。お話聞いてる? 任務を終えたお届け隊の二人は仕事を忘れ、もうすっかりオフ感覚。 二人はいにしえの恋物語よりも温泉よりも、食い気に走り、温泉卵を作り始めたのでした。花より団子とはこの事ですね。 でも、本当に良いところですから、皆さんも是非お越しになってみてはいかがですか? |
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いよいよ熊野詣の目的地である熊野本宮大社へと向かいます。熊野に入った途端、「大きい?!」二人は一斉に大きな声を上げます。 「いったい何メートルあるのかな?」熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)には、今までに見た事も無い大きな鳥居がそびえ立っていました。 |
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熊野本宮大社に到着した二人はとりあえず高い石段をのぼり、頂上にある境内へと。 「おおっ…これが八咫烏か?!カッコいい!」中石さんは熊野本宮大社のシンボルマークともいえる八咫烏の紋が気に入ったみたいです。 熊野三山において烏はミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)として信仰されており、日本神話に登場する八咫烏は単なる烏ではなく太陽神を意味する神聖の象徴と考えられ、信仰に関連するものと考えられているそうです。 二人は境内を歩いていると、貴重なものを発見しました。それは有名なミュージシャンの願いが込められた絵馬でした。「こんな有名な人も熊野詣でに来ているんだね」と熊野本宮大社の威力(?)を実感している様子です。 「今度のお届け隊のコーナーではお客様に梅干をお届けできますように…。」熊野の神様にそんな願いを込めて参拝した後、二人は帰路についたのでした。 |
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