おはようございます。福梅本舗スタッフの古谷薫です。 秋と言えば、収穫の秋と言われるくらいに、いろんな野菜や果物がお店に出回りますよね。でも、私がまず思い浮かぶ秋の味覚といえば、やはり「新米」です!湯気とともに立ち上る炊きたての何とも言えない香しさ!つやつやとした銀シャリを一口食べると、もうたまりませーん♪「あぁ、生きているっていいな♪」なんて、大げさに感動を覚えちゃうのは私だけでしょうか?そして、その炊きたての新米と最も良く合う食べ物といえば、梅干ですよね!薄い皮をお箸の先で破って、中のトロ〜リとした果肉をご飯に乗せてパクリ…(T-T)う〜ん最高! でも、お米の味わい方はご飯だけじゃない!って事で、コレからは宴会が多くなる季節なので、胃腸に優しい料理の代表格である「お粥」をご紹介します。私のいる紀州には、番茶で炊いた「おかいさん」という茶粥が各家庭の定番なんですが、このかまど便りでは、梅料理を毎回ご紹介させて頂いています。ということで、今回はおばあちゃんに「梅を使ったお粥」を作ってもらう事にしました。それじゃ、おばあちゃーんお願いね! |
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【材料/4人前】 お粥 (お米:1合、炊く1時間前に洗う)/水:7カップ/お好みの梅干:2〜3個) 葛あん(昆布:10cm角/かつお節:25g/葛粉15g/濃口醤油:大さじ2/水:2カップ) |
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このお粥の決めてはやはり「あん」にあります。うどんのだし等に比べると、とても濃いだしで、かつお節をかなり多く使います。「化学調味料」「市販のだしの素」を使うと良いあんが出来ません。そして醤油も丸大豆醤油などのおいしい醤油をお使いください。これほどまでに単純な料理だと素材の味がそのまま料理の味になるからです。葛粉が無ければ片栗粉でも代用できます。 | ||||||
お粥はご飯に比べ消化が良いので胃腸が弱っている時や風邪を引いた時にも食べる事が多いですよね。白粥のほかに、七草粥や、小豆粥(桜粥)、などがあり、引っ越しソバの前はお粥を引っ越し先のご近所に振る舞う風習がありました。 日本でお粥といえば、お米を柔らかく炊いたものですが、世界的に見れば、お米に限らず穀類、芋類、豆類を水で柔らかく煮たものを指します。フランスの地方では、昔からそば粥が庶民の常食とされていて、また、中欧や北欧では、昼食が一日のメインの食事であるため、夜にはお粥を食べる事も多いそうです。お粥は、米と水の割合により、何種類かに分けられていて、全粥(米にたいして水が5倍)、7分粥(同7倍)、5分粥(同10倍)、3分粥(同20倍)などに分けられます。中国では、三分粥のような薄いものは汁物扱いで「米湯(ミータン mitang)」、「撩命湯(リャオミンタン liaomingtang)」などと呼ぶ地域もあります。 日本においてお粥は「病気の際の食事」と思われていますが、漢方の書物で本草綱目穀部・第25巻に「粥」という記述があり、そこには、何種類ものお粥が紹介されていました。 小麦粥、寒食粥(杏仁つまり「あんず」)、糯米稗米黍米粥(うるち米、ひえ、きび)、赤小豆粥、緑豆粥、御米粥、ヨクイニン粥、蓮子粉粥、菱實紛粥、栗子粥、芋粥、百合粉粥、油菜粥、胡椒粥、茱萸粥、麻子粥、蘇子粥、松子仁粥、花椒粥、竹葉湯粥、羊肝粥、羊汁粥、鴨汁粥、牛乳粥、鶏肝粥、鯉魚汁粥など聞いた事も無いお粥がありましたが、どれをとってみても体に良さそうな名前ですね。 | ||||||
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