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おはようございます。てるこお婆ちゃんです。本当に蒸し暑い日が続いていますが、冷そうめんとかも良いですが、思い切って鍋料理等はいかがですかなぁ?鍋と言っても今回の鍋はちょっと豪華にしゃぶしゃぶとしゃれこんでみました。 |
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皆さんはしゃぶしゃぶのタレには何をお使いですかな?ゴマだれやポン酢で召し上がる事が多いとは思いますが、今回は梅干を使った伝統的なタレを作って、しゃぶしゃぶを食べてみる事にします。そのタレとは煎り酒といい、室町時代から江戸時代にかけてよく使われていた煎り酒をちょっとアレンジしてみました。 |
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【煎り酒の材料:約4人分】
白干梅:1個
純米酒:400cc
だし昆布:10cm角
かつお節(花かつお):軽くひとつかみ
丸大豆醤油:大さじ1と1/2
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【しゃぶしゃぶの材料】
しゃぶしゃぶ用牛肉:お好みの分量
だし昆布:10cm角
白ネギ:適量 |
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1.純米酒に昆布を入れて一晩寝かせます。時間がない場合は1時間昆布を漬けておいて弱火で数分加熱してくださいな。 |
2.昆布を取り除き、白干梅を入れ、弱火で加熱します。白干梅は味が出やすい様に潰してくださいな。 |
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3.鰹節と丸大豆醤油を入れ、純米酒の分量が半分になったら火を止めて漉します。 |
4.煎り酒が完成しました。
このまま使えますが、味を馴染ませるために粗熱を取ってから冷蔵庫で一晩寝かせるといいですな。 |
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5.お鍋に水と昆布をいれ、白ネギを浮かべます。沸騰する寸前に昆布は引き上げて下さい。お肉をしゃぶしゃぶして煎り酒につけて頂きます。 |
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煎り酒の雑味のない、コクと爽やかな風味で牛肉の味が引き立ちます。お酒のおつまみにもご飯のおかずにもピッタリです。 |
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しゃぶしゃぶ以外にも白身魚のお刺身にもよくあうんですわ。甘鯛やイトヨリ等のコブ締めには特によく合います。 |
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この煎り酒は雑味無く仕上げるのがコツ。お酒は必ず純米酒を使うてください。間 違っても料理酒等を使わないで下さい。それと、醤油は丸大豆醤油を使う事です。良い醤油であればあるほど美味しくし上がります。牛しゃぶによく合いますが、豚しゃぶも美味しく頂けます。 |
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室町時代に端を発する煎り酒は、そもそも純米酒と白干梅だけでつくられとったんです。醤油のなかった時代には梅の酸味と酒の甘味が程よく効いた貴重な調味料だったんでしょうな。江戸時代になると醤油が普及して煎り酒はあまり使われなくなりましたが、それと同時に醤油を混ぜた煎り酒も使われる様になったんですなぁ。 |
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次回のてるこお婆ちゃんは、どんなお話をしてくれるのかな〜。
楽しみに待ってて下さいね。 |
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