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おはようございます。紀州みなべのてるこお婆ちゃんです。最近の夏と言えば昔と違うてとんでもない暑さですなぁ。「猛暑日」などという昔は無かった暑い暑い日も気象庁で定められて、ほんまに身体に堪えます。と言う事で今回はその暑さもふっとぶ爽やかでのどごしの良い梅干を使った料理を作ってみたいとおもいます。しかも、すこぶる簡単に出来てしまうんですな。 |
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暑い夏には梅干ご飯とキンキンに冷やした水なますに限ります。え?水なます?それなんやの?と言うお声が聞こえてきそうですが、普通のなます【膾】とちごうて酢を使ってないんですな。そのかわり、爽やかな薬味がタップリ入った冷やこいみそ汁のようなもんなんですわ。まぁ、だまされたと思うていっぺん突くて見て下さい。ホンマ、ビックリする美味しさなんですわ。 |
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【水なますの材料/2人前】
イサキかマアジ(30cm位):1尾/ミョウガ:2本/ショウガ:30g/お好みの梅干:1粒/青じそ:5〜6枚/細ネギ:少々/田舎みそ:大さじ4/水:180cc/角氷:15個 |
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1. マアジやイサキ、ミョウガ、ショウガ、青じそ、細ネギを刻みます。 |
2.(1) を合わせて混ぜ合わせる様にして更にざっと叩きます。 |
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3. ボウル等に水を入れ、田舎みそを溶かします。(大豆のカスは網で取り除きます。) |
4. 氷を入れかき混ぜます。冷蔵庫の角氷では無く、市販の氷を使う場合は水を200ccに。 |
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5. 充分冷たくなったら(4)に(2)を入れます。 |
6. お好みの梅干を千切って入れたら完成です。 |
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梅干ご飯は、ご飯を炊く時に米2合に対して、白干梅1個を入れて炊飯器で炊き、炊きあがったらご飯と梅干をかき混ぜます。お茶碗によそってから青じその細切りをちらしてお召し上がりくださいな。 |
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まず、水なますですが、薬味は上記の分量よりも多くても結構です。一番大事なのは発酵臭のする本物の味噌を使う事と、その塩分量で味噌の量を加減する事。あとは新鮮な魚を使う事に尽きます。氷は家庭用の氷やのうて、コンビニや氷屋さんの氷を使うと見た目にも涼しくし上がるんですわ。
そして梅干ご飯に関しては必ず白干梅を使う事です。梅干のクエン酸がご飯に行き渡り爽やかで食欲もわくし、保存性も高くなるという昔の人の知恵ですなぁ。 |
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日本人と切っても切れない調味料の味噌。発祥は縄文時代なんですな。奈良時代の文献には【未醤】なる物が登場します。一口に味噌と言ってもいろんな種類がありますが、大きく分けるとご存知の様に、赤みそ・白みそです。
赤味噌・白味噌の違いは何かと言いますと、主に熟成期間に由来する訳でして、赤味噌は1年以上熟成させたもので、そのため塩分濃度が高いんですな。熟成期間が長いので、褐色の色が着きます。白味噌は、塩分濃度が低く熟成期間が数ヶ月と短いので色が白く材料の麦などの粒子が残るものもあります。赤みそに米や麦や大豆の粒が無いのはそういう事なんです。その他、金山寺味噌やもろみ味噌など、おかず味噌と呼ばれる物もあります。では、今回の雑学はこの辺で。 |
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次回のてるこお婆ちゃんは、どんなお話をしてくれるのかな〜。
楽しみに待ってて下さいね。 |
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