梅が料理書に初登場!
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福梅本舗スタッフの福崎です。いかがお過ごしですか?
さて、一番最初に梅が料理書に登場したのはいつなんでしょう?
調べてみましたら、小野蘭山という人が文化3年(1806年)に執筆した『飲膳摘要』(日本人の食べ物の百科全集)という書物の様です。
この本にはレシピではなく梅干しには7つの徳があると書かれています。
1.毒消しに功あり。ゆえにうどん屋は必ず梅干しをそえて出す。
(当時うどんは大変良く食べられていたため。)
2.防腐に功あり。夏は飯櫃の底に梅干し1個を入れておけばその飯は腐らず。
3.疫気を避けるに功あり。旅館では朝食に必ず梅干しを添えるを常とする。
4.その味かえず。
5.息づかいに功あり。走る際、梅干し1粒口に含めば息切れず。
6.頭痛を医するに功あり。
婦人は頭痛する毎に梅干しをこめかみに貼るを常とする。
7.梅干しよりなる梅酢は流行病に功あり。
と、書かれています。
「あれ?これって料理でもなんでもないじゃないか?」とお思いでしょうね。
それだけ、梅干は健康食としての認識が高かったと言う事なんですよ。では、
また次回にお会いしましょう。
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