梅エキスが大活躍!
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福梅本舗スタッフの福崎です。
前回は紀州の梅干が江戸で脚光を浴びたというお話でしたが、時代は明治時代へと移り変わります。
時は明治27年、日清戦争が勃発。軍医である築田多吉(つくだたきち)さんという方が外地で伝染病にかかった兵士に梅エキスを飲ませて完治させていたと言うのです。
信じられないかも知れませんが、本当のお話です。
この築田多吉さんは通称、「赤本」と呼ばれている「家庭に於ける實際的看護の秘訣」なる家庭医学の本を執筆した人なんですよ。
「赤本」は戦前に生まれた日本人ならまず知らない者はないというほど、有名な本らしく、大正十四年の創刊以来、1000万部を優に超えている、超べストセラー。ひと昔前、日本の各ご家庭には越中富山の置き薬が置かれていたらしいのですが、その置き薬と同じように「赤本」も一家に1冊置いていたようです。
現在のように医学もそれほど発達せず、結核が死の病といわれ、また、健康保険制度も整備されていない時代だったから、「赤本」は庶民の強い味方だったんです。
そんなすごい築田多吉さんだから、梅エキスで伝染病を治したと言うのも確信できます。
医薬品でもないのに病気を治す力がある梅って本当にすごいですね~!
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